ISHIKI-BALI:9種類のお香の素材と特徴

SANDALWOOD(サンダルウッド)/ 白檀 / CENDANA

白檀の名で知られる、ウッディーで落ち着きのある香りを持つ神聖な香木です。古くから儀式や祈りの場で欠かせない存在とされてきました。

熱帯性の常緑樹で、さわやかな甘みを含んだ独特の香りを漂わせます。

紀元前5世紀頃には高貴な香木として珍重され、その歴史は非常に古く、インドやバリ・ヒンドゥーの祭事には今も用いられています。

栽培は非常に難しく、近年では入手が困難となり、国によっては伐採や輸出が制限されるほどの希少な木材です。

伝承では、この香りは心身と魂の調和を促し、静けさと集中をもたらすと信じられてきました。


▼白檀(サンダルウッド)の香りと伝承

(お香の効果を謳うものではありません)

* 神聖な次元と響き合い、自分を清めるための儀式に用いられてきた香り。

* 心身と魂の調和をサポートし、静けさを取り戻すとされる。

* 集中力を研ぎ澄まし、思考をクリアに導く香りとして愛される。

* 感情の波を穏やかに整えると伝えられる。

* 古くは魅力を引き出す香りとしても重宝された。

* 長く焚くことで香りが深まり、瞑想や祈りの質を高めると信じられてきた。

* 高貴さや品格を象徴し、贈答や特別な場面で用いられることが多い。

FRANKINCENSE(フランキンセンス)/ 乳香 / KEMENYAN MADU

ウッディー系の中でも甘く透明感のある香りを持ち、森林浴を思わせる深いやすらぎを感じさせます。

樹木から分泌される樹脂で、別名オリバナムとも呼ばれます。

紀元前4,000年頃から香料として使われてきた歴史があり、古代の儀式や祭礼では、樹脂を焚いて神聖な空間を満たしていました。

現在でも香水や香原料として広く親しまれています。

伝承では、この香りが心を澄ませ、祈りや瞑想を深める助けとなると信じられてきました。


▼フランキンセンスの香りと伝承

(お香の効果を謳うものではありません)

* 精神を静め、深い瞑想状態へ導く香りとして古代から珍重された。

* 邪気や負のエネルギーを払い、空間を浄化する香りと信じられてきた。

* 呼吸を整え、集中を高めるとされる。

* 太陽の光や神聖さを象徴し、祝福の儀式に用いられる。

* 新しい始まりや再生を後押しする香りと伝えられる。

* 長旅や重要な決断の前に焚かれることが多かった。

* 古代の交易路で黄金と同等の価値を持った香料。

DAMMAR(ダマール)/ ダンマル松 / DAMAR

インドネシアでは絶滅の危機に瀕している松の一種で、インドや東アジアに分布する大型針葉樹です。

乳白色の樹脂の多くは樹木から採取されますが、時に化石として地上から見つかることもあります。

香りには繊細な渋みがあり、焚くと軽やかなレモンを思わせます。

その豊かな香りは、香原料としてだけでなく、フレグランスオイルや香水にも用いられています。

伝承では、場を明るくし、心を晴れやかにすると信じられてきました。

また、バティック生地(ろうけつ染め)の染料としても使われ、特にインドネシアでは日々の暮らしに深く溶け込んだ樹木です。


▼ダマールの香りと伝承

(お香の効果を謳うものではありません)

* 明るく前向きな気持ちに導く香りとされる。

* 新しい環境や出会いに適応する力をサポートすると伝えられる。

* 軽やかな香りが心の重さを和らげると信じられてきた。

* 清浄感が強く、祭事や集会でよく用いられた。

* 光や透明感を象徴する香りとされる。

* 心のもやを晴らし、創造性を刺激する香り。

* 古代では交易や贈答の品としても重要だった。

沈香(じんこう) / AGARWOOD(アガーウッド)/ GAHARU

別名「神々の木」や「天国の香木」と呼ばれ、世界で最も高価な天然香料のひとつです。

産地や香りによって複数の種類があり、高品質の伽羅(きゃら)を含むほぼ全ての沈香が、現在ワシントン条約の希少品目に指定されている非常に貴重な素材です。

日本書紀には沈香が重宝されたという伝説があり、日本に伝来した日付までもが記録されています。

アジアの伝統では、精神を静め、深い祈りや瞑想のための特別な香りとして用いられてきました。


▼沈香の香りと伝承

(お香の効果を謳うものではありません)

* 精神を鎮め、内面の静けさを呼び覚ます香り。

* 神聖な存在を招く香りと信じられてきた。

* 長時間焚くことで香りが変化し、深みを増す。

* 瞑想や祈りの場に欠かせない香り。

* 高貴さや格式を象徴する香り。

* 心の奥に眠る感情を解き放つとされる。

* 古代より王族や僧侶に愛用された。

CINNAMON(シナモン) / KAYU MANIS / 桂皮(けいひ)

古くから香辛料として使われ、数百種類あるといわれるニッケイ属の樹木の内樹皮から得られます。

別名「スパイスの王様」。シナモン生産量世界第1位を誇るインドネシア産の高品質シナモンを使用しています。

紀元前2000年のエジプトでは、支配者や神への贈り物として尊ばれていました。

古代の人々は、この香りに温もりと活力をもたらす不思議な力があると信じていたと伝えられています。


▼シナモンの香りと伝承

(お香の効果を謳うものではありません)

* 心を温め、活力を与える香りとして知られる。

* 愛情や友情を深める象徴的な香りとされる。

* 冬季の儀式や祭事で場を明るくするために焚かれた。

* 富と繁栄を招くと伝えられる。

* 旅の安全を祈る香りとして古代船乗りに愛用された。

* 勇気や自信を引き出す香りとされる。

* 甘さとスパイシーさのバランスが、人の心を惹きつけるとされる。

SAPPANWOOD(サッパンウッド)/ SECANG / 蘇芳(スオウ)

マメ科の低木で、樹皮や木材は香辛料として用いられます。

インド、東南アジア、メラネシア、太平洋地域の人々によって古くから栽培されてきました。

特に染料として食品や衣料、織物などに用いられ、日本では飛鳥時代に輸入され、公家の衣服を彩る染料として重宝されました。

インドネシアでは伝統的な植物素材として儀式や暮らしの中で活用され、愛や情熱を象徴する木とされています。


▼蘇芳の香りと伝承

(お香の効果を謳うものではありません)

* 温もりを感じさせる香りで、心を穏やかにするとされる。

* 色彩と香りで祭礼を彩る象徴的存在。

* 古代では愛と情熱を象徴する色と香りを持つとされた。

* 衣服や祭具を鮮やかに染める木として尊ばれた。

* 火や太陽を連想させる香り。

* 心を温め、対話や交流を促す香りとされる。

* 家族の絆を深める象徴として儀式に使われた。

CLOVE(クローブ)/ CENGKEH / 丁子(ちょうじ)

フトモモ科の常緑高木で、蕾は香辛料として利用され、独特の甘くスパイシーな香りを持ちます。

インドネシア、マダガスカル、タンザニアなどで広く栽培され、料理や菓子、飲み物に用いられてきました。

古代から、この香りは守護と繁栄をもたらすと信じられ、奈良時代の日本では香薬や防虫のためにも用いられました。

現在でも香料やアロマに広く使われ、温かみのある香りとして愛されています。


▼クローブの香りと伝承

(お香の効果を謳うものではありません)

* 魅力と活力を引き出す香りとして愛された。

* 寒い季節に体を温める象徴とされた。

* 魔除けや守護の香りとして儀式に用いられた。

* 豊かさや繁栄を招く香りとされる。

* 航海者や旅人のお守りとして重宝された。

* 感情を前向きにする香りと伝えられる。

* 長く焚くことで甘さと深みが増す香り。

コブミカン(瘤蜜柑)/ JERUK PURUT / カフィアライム

ミカン科の常緑低木で、葉や果皮は香辛料として利用されます。

東南アジア、特にタイやインドネシアで広く栽培され、料理や飲み物に爽やかな香りを添えます。

古来より、この柑橘の香りは邪気を払うと信じられ、清めや門出の儀式にも使われました。

明るく軽やかな香りは幸福感をもたらすとされ、場や人の気を整えると伝えられています。


▼コブミカンの香りと伝承

(お香の効果を謳うものではありません)

* 清らかさと新鮮さをもたらす香り。

* 邪気払いとして玄関や儀式に置かれることがあった。

* 心を軽やかにし、前向きにするとされる。

* 新しい始まりを象徴する香り。

* 旅立ちや門出の際に焚かれた。

* 家や場の空気を明るく保つと信じられてきた。

* 柑橘の香りが幸福感を誘うと伝えられる。

BALI COFFEE(バリコーヒー)/ KOPI BALI

バリ島の高地で有機農法により育てられ、火山灰土壌が独特の風味と香りを与えています。

特にロブスタ種が多く栽培され、深いコクと滑らかな口当たりが特徴です。

地元のカフェや市場で広く親しまれ、世界中のコーヒー愛好家にも人気があります。

バリでは、その香りは人々を集め、心を解きほぐし、創造力を高めると信じられてきました。


▼バリコーヒーの香りと伝承

(お香の効果を謳うものではありません)

* 活力と集中力を高める香りとして愛される。

* 人々を集め、会話を弾ませる香り。

* 朝の始まりを告げる象徴的な香り。

* 土地と人のつながりを深めるとされる。

* 喜びや社交を象徴する香り。

* 創造力や思考の冴えを促すと伝えられる。

* 豊穣や実りを願う場面で焚かれることもあった。

※上記はお香の効果を謳うものではありません。以下は古来の文化的背景やスピリチュアルな伝承に基づく表現です。

※それぞれのお香は30種類の素材のうち、最も多く含まれる素材を名称としています。

例)「白檀 / サンダルウッド」にも、フランキンセンス、ダマール、シナモンが含まれます。

 「フランキンセンス」にも、サンダルウッド、ダマール、シナモンが含まれます。

※沈香、蘇芳、クローブ、コブミカン、バリコーヒーは、それぞれ特定のお香にのみ配合されています。そのため、素材の総数は31種類となります。


【30種類*の天然素材】

全てのお香に、厳選された30種類(\*お香のタイプにより31種類)の天然・自然の貴重な素材を調合しています。

香原料の聖地ともいえるインドネシアの大自然がもたらす恵み。食用としても扱える品質レベルのフードグレード素材のみを使用しています。

これらの素材は、古来よりアーユルヴェーダや漢方の世界でも尊ばれてきたもので、それぞれに由来や物語があり、一つひとつの品質に深くこだわっています。

粉末状の植物素材18種類(お香のタイプにより19種類)に、12種類の素材から成る独自の発酵水を加えています。

市販のお香とは一線を画すこの発酵水は、素材の生命力を引き出すための特別な製法で作られ、お香全体に豊かな個性とエネルギーを宿すと伝えられています。


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