ISHIKI-BALIの原材料と特性【1】
バリ島の聖なる息吹と、30種を超える植物の調和
ISHIKI-BALIのお香は、バリ島そしてインドネシアの豊かな大地が育んだ生命エネルギーをそのまま届けることを大切にしています。古来よりアーユルヴェーダや漢方、そしてバリ島の伝統的な智慧「ジャムウ」で愛されてきた天然のハーブや木々。それらを単に混ぜ合わせるのではなく、幾層にも重なる香りの響き合いを追求し、独自の比率で調合しました。
ここでは、それぞれの植物が古くから伝えられてきた「性質」をご紹介します。一本のお香の中に広がる、自然界の深い静寂と癒やしの物語を感じてください。
(※ご紹介する内容は植物の伝統的な特徴であり、製品としての効果効能を示すものではありません)
【1】天然植物・ハーブ粉末
バリの森が放つ生命の鼓動:熱帯雨林のパワフルな植物粉末とその特性
ISHIKI-BALIのお香、その力強い骨格を形づくるのは、バリ島やインドネシアの熱帯雨林に自生する野生の植物たちです。 濃密なジャングルの湿気と、降り注ぐ太陽を吸い込み、大地に深く根を張って蓄えられた圧倒的な生命力。
ここでは、お香のベースとなる多様なハーブ、木々、スパイスが持つ「野生の性質」に光を当てました。加工を最小限に抑え、植物が本来持っている荒々しくも清らかなエネルギーを粉末に凝縮しています。それぞれの素材が放つ、熱帯の息吹を感じてみてください。

SANDALWOOD / サンダルウッド(白檀)
時を超えて愛される「静寂の香木」
サンダルウッドは、インドやインドネシアを原産とする常緑樹です。その最大の特徴は、樹齢を重ねた樹木の芯材に蓄えられる芳醇な香りにあります。良質な香りを放つまでに数十年という長い年月を要するため、現代では世界的に希少価値の高い「聖なる樹木」として保護されています。
【歴史と精神性:祈りのための香り】
古くからインドのサンスクリット文化や仏教儀式において、精神を浄化し、内なる静寂へ導くための薫香として欠かせない存在でした。寺院の建材や仏像の彫刻にも用いられ、常に「高貴な精神性」を象徴する象徴であり続けています。
【伝統的知恵:巡りを調える】
漢方では「白檀(ビャクダン)」の名で知られ、滞った気を巡らせ、心のざわつきを鎮める用途で重宝されてきました。身体の熱を穏やかに宥めるような清涼感のある甘い香りは、現代においても、日々の忙しさをリセットし、自分をニュートラルな状態へ戻す「静謐なひととき」を支えてくれます。

FRANKINCENSE / フランキンセンス(乳香)
神々に捧げられた「神秘の涙」
フランキンセンスは、砂漠の過酷な環境に自生するカンラン科の樹木から採取される希少な樹脂です。樹皮に傷をつけると、自らを保護するために乳白色の液が溢れ出し、それが固まった様子から「乳香」と呼ばれます。古代においては金と同等の価値で取引され、王族の香料や神聖な供物として重宝されてきました。
【歴史と精神性:天へと届く祈り】
古代エジプトや中東、そしてキリスト教の儀式において、数千年前から「天と繋がる香り」として用いられてきました。特に有名なのは、キリスト誕生の際に東方三賢者が贈った宝物の一つというエピソードです。その深く甘く、清らかな香りは、意識を研ぎ澄まし、雑念を払う浄化の儀式に欠かせないものとされています。
【伝統的知恵:滞りを解き放つ】
漢方では「乳香(ニュウコウ)」の名で知られ、古来より滞った気の巡りをスムーズにし、心の強張りを解きほぐすために用いられてきました。深い呼吸を促すような神秘的な香りは、日常のストレスや不安から解放されたいとき、あるいは深い瞑想に入りたいときに、心の平穏を取り戻す手助けをしてくれます。

DAMMAR / ダマール (天然樹脂)
心を照らす「光」を宿した神秘の樹脂
ダマールは、東南アジアに自生するフタバガキ科の巨木から採れる天然樹脂です。現地語で「光」や「松明(たいまつ)」を意味する名の通り、古来より明かりを灯す資源として大切にされてきました。ISHIKI-BALIのお香においては、他の植物の繊細な香りを一つにまとめ、その輪郭を美しく持続させる「調律」の役割を担っています。
【歴史と精神性:暗闇を払い、明晰さを招く】
伝統的な儀式において、ダマールは空間を清め、明るいエネルギーを呼び込むための薫香として欠かせない存在でした。その香りはレモンを思わせる透明感のある爽やかさが特徴です。焚き上げることで、重く沈んだ空気を一新し、思考をクリアに整える「明晰さ」の象徴として愛されてきました。
【伝統的知恵:心の曇りを晴らす内なる灯】
伝統的な智慧では、ダマールの清澄な香りは、心に溜まった停滞感を払い、前向きな活力を引き出すために活用されてきました。他の素材と調和することで生まれる奥行きは、自分を見失いそうなとき、そっと心に灯をともし、軽やかな心地よさをもたらしてくれます。自分を再発見し、新しい一歩を踏み出す勇気を支えてくれる、輝きに満ちた素材です。

CINNAMON(KAYU MANIS)/ シナモン(桂皮)
喜びを運ぶ「甘い木」の記憶
シナモンは、バリ島を含む東南アジア原産のクスノキ科の樹皮から作られます。現地では「カユマニス(甘い木)」という愛称で親しまれ、その名の通り、濃厚で温かみのある甘い香りが特徴です。世界最古のスパイスの一つであり、古代エジプトでは神への捧げ物や不朽の象徴として、黄金よりも貴重に扱われてきました。
【歴史と精神性:情熱と活力を呼び覚ます陽の香り】
数千年前から富の象徴とされたシナモンは、精神面では沈んだ気持ちを包み込み、創造的なエネルギーを呼び覚ます「陽の活力」を持つとされています。孤独感を和らげ、心に安心感の灯をともすような温もりに満ちた香りは、焚き上げることで空間に豊かな充足感をもたらします。
【伝統的知恵:巡りを促し、心身を芯から温める】
東洋の智慧では「桂皮(ケイヒ)」の名で知られ、身体の芯から巡りを整え、冷えや強張りを和らげるために用いられてきました。お香として広がるスパイシーな甘さは、心身に溜まった「冷え」を解き放つような深い安らぎを与えてくれます。自分を慈しみ、心地よい充足感に浸りたいひとときに最適な、慈愛に満ちた素材です。

SINTOK / シントック
バリの智慧が息づく「守護の樹皮」
シントックは、バリ島など東南アジアの深い森に自生するクスノキ科の樹木です。その樹皮は、伝統療法「ジャムウ」において古来より人々の調和を支える重要素材として大切にされてきました。ISHIKI-BALIの調合においても、大地の力強さと洗練された清涼感を与える、非常に希少なエッセンスとなっています。
【歴史と精神性:心身を清める伝統の薫り】
バリ島では、心身を浄化する伝統のボディケア「ボレ」の原料としても親しまれてきました。その香りは、大地を思わせる温かなウッディさと、霧が晴れるような爽やかなスパイス感が共存しています。「不要なエネルギーを払い、持ち主の本来の輝きを守る」守護的な役割を持つ香りとして、古くから神聖な場でも用いられてきました。
【伝統的知恵:巡りを整え、芯を温める】
伝統的な智慧において、シントックはその温かな性質から、心身の滞りを解きほぐし、心地よい巡りを促す素材として重宝されてきました。焚き上げた瞬間に広がる深く清らかな香りは、内側に溜まった重たさを軽やかにし、明日への活力を引き出してくれるような安心感をもたらします。自分を整え、強くしなやかな心を取り戻したいときに最適な素材です。

TEJA / テジャ
内なる輝きを呼び覚ます「光の木」
テジャは、バリ島の聖なる森に息づくクスノキ科の樹木です。その名はサンスクリット語で「光」や「目に見えないオーラ」を意味する言葉に由来します。伝統的な智慧において、テジャはその名の通り、人々の心や空間に明るい光を灯し、本来の輝きを取り戻させるための特別な素材として大切に扱われてきました。
【歴史と精神性:曇りを払い、オーラを整える】
バリ島では、古いエネルギーをリセットし、精神的な純粋さを保つための儀式にテジャが用いられます。シナモンに似た温かみの中に、森の朝露を思わせる清々しいグリーンのニュアンスを含んだ香りが特徴です。重く沈んだ空気を軽やかに解き放ち、持ち主のオーラをクリアに整える「浄化と活性」の象徴として愛されています。
【伝統的知恵:生命力を高め、思考をクリアにする】
伝統的な智慧では、テジャの香りは内なる生命力(プラーナ)に働きかけ、活力を穏やかに引き出すために活用されてきました。お香として焚くことで、その清らかな香りが空間の隅々まで行き渡り、思考の霧を晴らして心地よい集中をもたらします。新しいことを始めるときや、心を前向きに切り替えたい瞬間にふさわしい、光に満ちた素材です。

PULE / プーレ(ポレ) / ブラックボードツリー
神々の力が宿る「聖なる葉」の息吹
プーレ(ポレ)は、バリ島において最も神聖視される樹木の一つです。寺院にそびえ立つ巨木には精霊が宿ると信じられ、バリの象徴である聖獣「バロン」の仮面を彫り出すための特別な木材としても知られています。ISHIKI-BALIでは、この聖なる樹木から授かった「葉」を使用。大地の力強さと、空へと広がる清らかなエネルギーをいただきます。
【歴史と精神性:寺院を渡る風のような浄化】
バリ島では、プーレの木は空間を守護する存在であり、その葉も古いエネルギーを払い、場を清める力を持つと信じられてきました。葉を用いた香りは、深いウッディさの中に、微かな清涼感を含んでいます。思考のノイズを静かに消し去り、聖域に佇んでいるような凛とした心地よさをもたらしてくれる「精神の守護」を象徴する香りです。
【伝統的知恵:心の曇りを晴らし、内なる静寂へ】
伝統的な智慧では、プーレの葉は高ぶった感情を穏やかに鎮め、意識をクリアに整えるために重宝されてきました。その崇高な香りは、日常のストレスで重たくなった心に軽やかな余白を生み出し、自分自身の中心へと意識を戻してくれます。深い内省をしたいときや、空間を清浄な空気に整えたいときに最適な、静寂を呼び込む素材です。

AWAR-AWAR / アワアワ
清濁を併せ呑み、中和する「浄化の葉」
アワアワは、バリ島で非常に生命力が強いことで知られるクワ科の植物です。現地では古くから、あらゆる「過剰なもの」を鎮め、バランスを整える万能な素材として親しまれてきました。ISHIKI-BALIでは、その青々と輝く葉を厳選。空間のノイズを中和し、本来の清らかさを取り戻すためのエッセンスとして配合しています。
【歴史と精神性:不要なものを手放す中和の知恵】
バリ島の文化において、アワアワは「中和」の象徴です。心身や空間に溜まった目に見えない「淀み」を吸い取り、ニュートラルな状態へリセットする力を持つと信じられてきました。焚き上げることで、複雑に絡み合った思考を優しく解きほぐし、フラットな心地よさをもたらしてくれる守護の香りです。
【伝統的知恵:巡りを調え、まっさらな静寂を呼ぶ】
伝統的な智慧「ジャムウ」では、高ぶったエネルギーを穏やかに鎮めるために重宝されてきました。その香りは、大地を感じさせる落ち着きの中に、植物の生命力が息づく独特の深みがあります。一日の終わりに自分をリセットし、まっさらな静寂を得たいときに欠かせない素材です。不要なものを手放し、自分自身の中心へ戻る時間を、この聖なる葉が支えてくれます。

ALANG-ALANG / アランアランの根
大地の熱を鎮め、平穏を保つ「生命の源」
アランアランは、バリ島の草原に真っ先に芽吹く、極めて強靭な生命力を持つ植物です。ISHIKI-BALIでは、その生命力の源である「根」を厳選して使用しています。地中深くに張り巡らされた根は、大地の過剰な熱を鎮め、清らかなエネルギーを蓄える性質を持つとされ、お香に「静かなる活力」と「深い浄化」の力を与えています。
【歴史と精神性:荒地を癒やす開拓の生命力】
アランアランは、過酷な環境を浄化し、新しい生命を呼び込む「再生」の象徴です。バリ島の精神文化では、土地の淀みをリセットする植物として大切にされてきました。その根を用いた香りは、土の温もりの中に凛とした潔さがあり、心に溜まった不要な熱をすっと逃がして、ニュートラルな状態へと導いてくれる力強さがあります。
【伝統的知恵:高ぶりを宥め、内側を清める】
伝統的な智慧「ジャムウ」において、アランアランの根は内側の熱を穏やかに宥めるための重要な素材です。焚き上げることで広がる瑞々しく落ち着いた香りは、焦りや怒りといった感情の高ぶりを鎮め、心身に心地よい静寂をもたらします。頭を休めて思考をクリアにしたいときや、空間を根本から清浄な空気に整えたいときに最適な、調和の素材です。

BERAS HITAM / ブラスヒタム(黒もち米)
大地の滋養を凝縮した「聖なる黒い粒」
ブラスヒタムは、バリ島で「生命の源」として崇められてきた黒もち米です。その艶やかな黒紫色は、豊かな大地と太陽のエネルギーを蓄えた証。バリ島では神々へ捧げる最も神聖な穀物の一つであり、お香に調合されることで、香りにどっしりとした安定感と、母なる大地のような包容力をもたらします。
【歴史と精神性:繁栄を呼び込む守護の色彩】
その歴史において、黒米は「長寿と繁栄をもたらす貴い糧」として大切にされてきました。バリ島の伝統文化では、この黒い色がネガティブなものを退け、空間に調和と平穏を招く象徴とされています。焚き上げることで広がるほのかに香ばしい甘みは、心に深い充足感を与え、日常の中に「豊かさ」を感じさせてくれる守護の香りです。
【伝統的知恵:芯から解きほぐす滋養の香り】
伝統的な智慧「ジャムウ」において、ブラスヒタムは内側から活力を補い、心身のバランスを整える素材として重宝されてきました。お香として放たれるその柔らかな香りは、張り詰めた感情を優しく解きほぐし、自分を慈しむような安らぎの時間を作り出します。一日を終えて静かに自分と向き合いたいときや、精神的な土台を整えたいときにふさわしい素材です。

MENIRAN / ムニラン(コミカンソウ)
内なる強さを守り抜く「小さな守護者」
ムニランは、バリ島の野山に力強く自生するコミカンソウ科のハーブです。葉の裏に小さな実が整然と並ぶ独特な姿は、古来より「自然界の完璧な秩序」の象徴とされてきました。バリ島の伝統的な智慧において、ムニランは心身の本来の力を引き出し、外からの影響に揺るがない土台を作るための「守護のハーブ」として深く信頼されています。
【歴史と精神性:滞りを打ち砕く強靭な生命力】
伝統療法において「石を砕くもの」という力強い別名を持つムニランは、内側に溜まった頑固な滞りを解消する象徴です。その精神性は、思考の執着や心の強張りを確実に解きほぐす力に繋がっています。焚き上げることで、滞っていたエネルギーが流れ出し、視界がパッと開けるような明晰さをもたらしてくれる「浄化と解放」の香りです。
【伝統的知恵:本来のバランスを呼び覚ますバリア】
伝統的な智慧「ジャムウ」において、ムニランは内なる「守る力」を支える重要な素材です。お香として広がる清々しく野性味のある香りは、ストレスで弱まった心に寄り添い、内側のバランスを健やかに整えてくれます。自分をしっかりと保ちたいときや、揺らぎやすい季節の変わり目に、心強いバリアとなって心身を守護してくれる素材です。

JOHAR / ジョハル
揺るぎない芯を作り、深い休息へ誘う「鉄の木」
ジョハルは、日本では「鉄刀木(タガヤサン)」の名で親しまれる、極めて硬く強靭なマメ科の樹木です。バリ島ではそのたくましい生命力に敬意が払われ、生活の知恵として大切にされてきました。ISHIKI-BALIでは、この強靭な木に宿る「葉」を配合。大地に深く根を張るような安定感と、さざ波を鎮めるような深い静寂を香りに与えています。
【歴史と精神性:強靭さと柔軟さが調和する守護の香り】
鉄のように硬い木質から、ジョハルは「揺るぎない信念」や「守護」の象徴とされてきました。一方で、葉から放たれる香りは驚くほど穏やかで慈愛に満ちています。焚き上げることで、外側の刺激に屈しないしなやかな強さを保ちつつ、内側には深い安らぎを広げてくれる、強さと優しさが同居する希少な素材です。
【伝統的知恵:高ぶりを鎮め、心地よい休息へ誘う】
伝統的な智慧「ジャムウ」において、ジョハルの葉は高ぶった神経を穏やかに宥め、深い休息へと導くための重要な素材です。お香として広がる落ち着いた香りは、忙しさで逆立った感情を抑え、心身を「おやすみモード」へと切り替えてくれます。一日を締めくくるリラックスタイムや、思考を止めて深い眠りにつきたい夜に最適な、安眠を支える素材です。

KEMANGI / クマンギ(レモンバジル)
空間を鮮やかに彩る「清浄なる喜び」
クマンギは、バリ島の太陽を浴びて育つ瑞々しいレモンバジルです。レモンのような爽やかさとバジルの甘くスパイシーな香りが溶け合うこのハーブは、現地で「心の淀みを払い、喜びを呼び込む」象徴として愛されています。ISHIKI-BALI香に配合されることで、焚き上げた瞬間に空間をパッと明るく塗り替えるような、清浄なエネルギーをもたらします。
【歴史と精神性:日常を聖なる場へ変える光の香り】
バリ島では、クマンギは儀式に用いる聖水に浮かべられることもある神聖な植物です。その香りはネガティブな空気を一掃し、精神をポジティブな状態へと引き上げる力を持つと信じられてきました。日常の何気ない空間を、まるでバリ島の朝のような清々しい聖域へと変えてくれる、光に満ちた素材です。
【伝統的知恵:感覚を研ぎ澄まし、内なる元気を満たす】
伝統的な智慧「ジャムウ」において、クマンギの香りは沈んだ気分を軽やかにし、活力を呼び覚ますために活用されてきました。お香として広がるフレッシュな香りは、思考をクリアに整え、疲れた心に瑞々しい潤いを与えてくれます。気分をリフレッシュしたいときや、新しいアイデアを迎え入れたいときに最適な、生命力溢れる素材です。

CIPLUKAN / チプルカン(ホオズキの葉)
野の生命力が宿る「ひたむきな守護者」
チプルカンは、バリ島の田園や野山に自生するナス科の植物です。可愛らしい袋状の実をつけるその姿は、現地の人々にとって親しみ深い「自然の宝物」のような存在です。ISHIKI-BALIでは、その強い生命力が凝縮された「葉」を使用。飾り気のない、ありのままの大地のエネルギーを香りに添えています。
【歴史と精神性:素朴さの中に宿る真理の香り】
バリ島の精神文化において、自生する植物は大地からの無償のギフトと考えられています。その香りは、雨上がりの草むらを思わせる、ほろ苦くも清々しいグリーンのニュアンスが特徴です。過剰な飾りを捨て、自分自身の本質へと立ち返らせてくれるような、誠実で落ち着きのある精神性を象徴しています。
【伝統的知恵:滞りを払い、調和ある静寂へ】
伝統的な智慧「ジャムウ」において、チプルカンの葉は心身のバランスを整え、平穏を取り戻すために重宝されてきました。焚き上げることで広がる静かな香りは、内側の強張りを優しく解きほぐし、スムーズな巡りをサポートしてくれます。自分をニュートラルに整え、明日への活力を静かに蓄えたいときに最適な、調和をもたらす素材です。

RUMPUT MUTIARA / PEARL GRASS / パールグラス
内なる純粋さを守る「真珠の輝きを宿す草」
パールグラスは、バリ島の湿り気のある大地に自生するアカネ科の小さなハーブです。現地語で「ルンプット・ムティアラ(真珠の草)」と呼ばれるその名は、小さな白い花が真珠のように見えることに由来します。伝統的な智慧において、この草は「清らかさ」の象徴であり、乱れたバランスを整え、内側から澄み渡るような調和をもたらす素材として大切にされてきました。
【歴史と精神性:濁りを払い、本来の輝きへ戻す】
その名の通り、パールグラスは精神的な「濁り」を払い、純粋な心を取り戻すための守護の植物とされてきました。その香りは、雨上がりの森に漂うような、控えめながらも芯のある清々しいグリーンのニュアンス。過剰な感情の昂ぶりを静かに鎮め、自分自身の内側にある「真珠のような輝き」を再発見させてくれるような、静謐な精神性を宿しています。
【伝統的知恵:熱を宥め、巡りを澄ませる】
伝統的な智慧「ジャムウ」において、パールグラスは余分な熱を穏やかに宥め、滞った流れを清らかに整えるために重宝されてきました。焚き上げることで広がる繊細な香りは、日々の忙しさで火照った心に涼やかな風を吹き込み、思考をクリアな状態へと導いてくれます。心身を根本からリセットし、まっさらな自分に戻りたいときに最適な素材です。

KUMIS KUCING / クミスクチン(ネコノヒゲ)
滞りを流し、軽やかさを取り戻す「森の清流」
白く長い雄しべが猫の髭に見えることから、インドネシア語で「クミス(髭)・クチン(猫)」の名を持つシソ科のハーブです。バリ島の伝統的な智慧において、この愛らしい姿の植物は、内側に溜まった不要なものを清らかに流し去る「浄化の象徴」として、古くから伝統療法ジャムウの主役を担ってきました。
【歴史と精神性:澱みを払う清らかな息吹】
その歴史において、クミスクチンは「巡りを整える聖なるハーブ」として重宝されてきました。焚き上げることで広がる香りは、シソ科特有のすっきりとした清涼感の中に、どこか優しさを感じさせるグリーンのニュアンスが特徴です。心の中に澱んだ重たい感情や停滞したエネルギーをさらさらと流し、清流が岩を洗うような、すがすがしい開放感をもたらしてくれます。
【伝統的知恵:余分を削ぎ落とし、芯を整える】
伝統的な智慧において、クミスクチンは心身のバランスを保つための「クレンジングハーブ」の代表格です。お香として空間を満たすその香りは、忙しない日常で溜まったストレスのノイズを穏やかに押し流し、本来の軽やかな自分へと立ち返らせてくれます。心身をデトックスし、すっきりと晴れやかな気分で新しい時間を迎えたいときに最適な、調和の素材です。

BELUNTAS / ブルンタス
聖域を縁取り、清らかさを保つ「守護の生垣」
ブルンタスは、バリ島の村々で生垣として大切に育てられているキク科の植物です。その生命力あふれる緑の葉は、外部からの不要なものを遮断し、内側の平穏を守る「聖なる境界線」の役割を担ってきました。ISHIKI-BALIでは、この葉を配合。空間の質をクリアに整え、爽やかな風が吹き抜けるような透明感を香りに与えています。
【歴史と精神性:澱みを払い、清涼を招く境界の香り】
バリ島の伝統文化において、ブルンタスは「清浄さ」を象徴するハーブです。スパイシーで野性味のあるグリーンの香りは、停滞した空気や重たくなった気分をリセットし、精神的な健やかさを取り戻す力を持つと信じられてきました。焚き上げることで、まるで朝露に濡れた生垣を渡る風のように、心の中に清々しい開放感をもたらしてくれます。
【伝統的知恵:余分を鎮め、内側を調える】
伝統的な智慧「ジャムウ」において、ブルンタスは「清める力」が強い素材として重宝されてきました。お香として広がる独特な芳香は、忙しない日常で溜まった心の雑味を穏やかに鎮め、内側のバランスを健やかに整えてくれます。自分をニュートラルに保ちたいときや、空間を一気にリフレッシュして清浄な空気感に包まれたいときに最適な、守護の素材です。

KELOR / MORINGA / モリンガ(ケロール)
生命の神秘を宿す「奇跡の守護樹」
モリンガは、圧倒的な生命力から世界中で「奇跡の木」と称えられる神秘的な樹木です。バリ島では「ケロール」の名で親しまれ、古来より単なる植物を超えた、強大な力を宿す「守護の象徴」として大切にされてきました。ISHIKI-BALIでは、その青々とした葉を配合。空間に力強い生命の息吹と、揺るぎない安らぎをもたらします。
【歴史と精神性:邪気を払い、光を呼び込む守護の香り】
バリ島の伝統信仰において、ケロールの葉は「負のエネルギーを無力化する」特別な力が宿ると信じられています。心身の重たさを払い、精神的なバリアを強化するための儀式にも用いられてきました。焚き上げることで広がる香りは、草原のような清々しさの中に大地の力強さを秘め、沈んだ心に光を灯し、前向きなエネルギーを呼び覚ましてくれます。
【伝統的知恵:内なる輝きを引き出す滋養の香り】
伝統的な智慧「ジャムウ」において、モリンガは「生命の源」を活性化させるための贅沢な素材の一つです。お香として空間に放たれるその香りは、忙しない日常で消耗した心に深い滋養を与え、内側からの輝きをサポートしてくれます。自分を芯からリセットしたいときや、揺るぎない自信と活力を取り戻したいときに、最高のパートナーとなってくれる素材です。

SECANG / SAPPANWOOD / サッパンウッド / スチャン(蘇芳 / 蘇木)
内なる情熱を呼び覚ます「生命の赤い残り火」
サッパンウッドは、バリ島の太陽を映し出したかのような鮮やかな赤色を秘めた、マメ科の樹木です。古来よりその芯材は「命の血」を象徴する聖なる素材として珍重されてきました。ISHIKI-BALIでは、この生命力溢れるサッパンウッドを配合。香りに深みのある温もりを与え、心の中に小さな火を灯すような、穏やかな高揚感をもたらします。
【歴史と精神性:勇気と活力を授ける朱の輝き】
その歴史において、サッパンウッド(蘇芳)は高貴な身分の人々を飾る染料や、活力を授ける秘薬として愛されてきました。バリ島の精神文化では、赤は「創造」と「勇気」の象徴です。焚き上げることで広がる香りは、土のニュアンスを含んだ温かなウッディノート。停滞した心に瑞々しい躍動感を与え、自分自身の内側にある情熱を再び呼び覚ましてくれるような、力強いエネルギーを宿しています。
【伝統的知恵:巡りを調え、芯から温める】
伝統的な智慧「ジャムウ」において、サッパンウッド(蘇木)は内側の巡りをスムーズに整え、冷えた心身を解きほぐすために欠かせない素材です。お香として空間に放たれるその香りは、忙しない日常で凝り固まった思考を優しく温め、心地よいバランスへと導いてくれます。一日の終わりに安らぎを得たいときや、明日のための活力を静かに蓄えたいときに最適な、慈愛に満ちた素材です。

CENGKEH / CLOVE / クローブ(丁子)
芯から温め、感覚を研ぎ澄ます「スパイスの宝石」
クローブは、インドネシアが世界に誇る四大香料の一つであり、古くから「宝石」のごとく珍重されてきたフトモモ科の蕾です。現地では「チュンケ」の名で親しまれ、その一粒に凝縮された圧倒的な香りと生命力は、心身の停滞を打ち破る「火」のエネルギーの象徴とされてきました。香りに深い温もりと、凛とした芯の強さを与えます。
【歴史と精神性:勇気と浄化をもたらす黄金の香り】
その歴史において、クローブ(丁子)は魔除けや浄化の力が極めて強い素材として、高貴な儀式や守護の香料に用いられてきました。バリ島の精神文化では、そのスパイシーで甘い香りは「内なる知性を研ぎ澄まし、ネガティブな影響を跳ね返す」守護の力を持つと信じられています。焚き上げることで、思考の霧が晴れるような明晰さと、未来へ向かう勇気を与えてくれる、情熱に満ちた素材です。
【伝統的知恵:高ぶりを宥め、巡りを健やかに】
伝統的な智慧「ジャムウ」において、クローブは心身を芯から温め、巡りを健やかに整えるための「温の素材」の代表格です。お香として空間に放たれるその重厚な香りは、疲れで冷え切った心に寄り添い、深い安心感と活力を吹き込んでくれます。自分自身のエネルギーを再充填したいときや、空間を清浄な空気で満たし、集中力を高めたいときに最適な素材です。

KAFFIR LIME / カフィアライム(Jeruk Purut)(コブミカン)
澱みを一掃し、魂を清める「聖なる守護の果実」
カフィアライムは、バリ島で「ジュルッ・プルッ」と呼ばれ、古来より「最も強力な浄化の力を持つ植物」として畏敬の念を持って扱われてきました。そのゴツゴツとした力強い果実の姿は、外部からのネガティブな影響を跳ね返す盾の象徴です。一瞬で空間を塗り替えるような、鮮烈で気高いシトラスの香りをもたらします。
【歴史と精神性:聖水と儀式を彩る浄化の要】
バリ島の精神文化において、カフィアライムは心身の汚れを落とす「ムルカット(浄化儀礼)」に欠かせない存在です。その鋭い香りは、邪気を払い、魂を本来の輝きへと戻す力を持つと信じられています。焚き上げることで広がる香りは、ただ爽やかなだけでなく、背筋が伸びるような神聖さを秘め、沈滞した空気や迷いを一気に晴らしてくれるような潔さがあります。
【伝統的知恵:五感を研ぎ澄まし、軽やかさを呼び戻す】
伝統的な智慧において、カフィアライムは心身の重たさを取り除き、感覚を鋭敏に整えるために重宝されてきました。お香として空間を巡るその香りは、ストレスで曇った五感を心地よく刺激し、内側からの活力を呼び覚ましてくれます。思考をリセットして集中力を高めたいときや、重苦しい気分を脱ぎ捨てて軽やかになりたいときに、これ以上ないほど心強い素材です。

BALI COFFEE / KOPI BALI /バリコーヒー
大地と対話し、明晰さを呼び覚ます「漆黒の雫」
バリコーヒーは、バリ島の神聖な山の麓で育まれる大地の恵みです。現地で「コピ・バリ」と呼ばれるこの素材は、単なる飲料を超え、一日を始めるための欠かせない儀式の一部となっています。バリコーヒーは、香りに深い安らぎと、意識をクリアに整える「静かなる覚醒」をもたらします。
【歴史と精神性:神々に捧げられる聖なる飲み物】
バリ島において、コーヒーは単なる嗜好品ではなく、神聖な儀式や祈りの場で捧げられる「聖なる飲み物」として大切にされてきました。その香ばしく深い香りは、神々や祖先の霊を歓迎し、空間を清める力を持つと信じられています。焚き上げることで広がるロースト香は、日常を聖域へと変え、内側に揺るぎない安心感を根付かせてくれる大地の包容力の象徴です。
【伝統的知恵:香り成分が誘う深いリラックス】
コーヒーの芳醇な香り成分は、脳を心地よい休息状態であるアルファ波が出やすい環境へと整え、ストレスで疲れた五感を優しく解きほぐします。伝統的な「ジャムウ」の知恵においても、この香りは感覚を鋭敏にし、停滞した気分を軽やかに整える「活力の源」とされてきました。集中力を高めたい時や、一日の終わりに静寂を味わいたい時に最適な素材です。
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ISHIKI-BALIの原材料と特性【2】
【2】バリ島の聖水(Tirta)と熟成発酵水
